hammocker's BLOG.

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

マザーウォーター






『 マザーウォーター 』


math.jpg

先日、何枚かレンタルしたDVDの中に、なんだか良く解らん映画がありました。
”マザーウォーター”って言うオール京都ロケの映画なんですが、何なんですか?
コレ・・。
映画なのにストーリー上に全く何も起きません。
もう、悲しいくらいに何も無い日常なんです・・。
事故なんじゃないの? 思えるほど間の空いたセリフ。。

”あらすじ”を書きたくても物語の”すじ”すら無いので書けません。
音楽に例えると、
緩めのドローン・アンビエントのようなな映画です。



ウィスキーしか置いてないバー(しかも”山崎”のみ)を営むセツコ(小林聡美)
コーヒーしか置いてない喫茶店を営むタカコ(小泉今日子)
豆腐しか置いてない豆腐屋を営むハツミ(市川実日子)
銭湯を営むオトメ(光石研)
京都のあらゆる場所に現れるオバサン(もたいまさこ)


そんな登場人物がお互いの店を行き来しながら、さも意味ありげに思わせぶりな会話をするだけの映画で、全く見どころが無く、睡眠導入剤のよう。。。
登場人物はみんな京都に住んでいるのに会話は京都弁では無く、
食べるシーンが多いのに登場人物には全く”生活臭”が感じられなかったりします。
ではナゼ京都に流れて来て居住しているのか?など、
人物像の背景さえも匂わせなかったり、いかにも”フード・スタイリストが用意しました!”的な料理が生活感を消しているのかも?
多分、あんなに飲み食いしてんのにトイレには行かないのでしょう・・。
それくらい全く生活感が無いもん。


この映画は人気作品「かもめ食堂」(未見)のスタッフによる作品だそうだが、
きっと脚本家は”ゆる過ぎる感じ”をお洒落だと勘違いした女性脚本家の仕事なんでしょう。
コピーライター上がりか何か・・。
あまりにも軽薄で浮ついたセリフなのが、逆にホントは深い意味を持っているのに理解出来てないだけなんじゃないのか?と自分の脳ミソを疑いたくなるほどです・・。

京都は桂川・鴨川を中心に小っちゃい川が枝分かれしていたり、
琵琶湖からの疎水が縦横無尽に走る街。
そんな豊な水の流れと京都に流れて来て根を下ろす人物をダブらせていたり、
ウィスキーの水割りに使われる醸造水"マザーウォーター"を映画タイトルと絡めているのは解るが、「だから何?」って感じでした。。

映画館で普通料金払って観られた方はお気の毒。

mat7.jpgただ この作品、映画としてはダメダメだけどリラクジング映像としてはいい感じなんですよね~。
緩すぎる感じも、京都の風がざわめく感じや雑踏がBGMなのも、京都のその場所の匂いが漂って来そうでロケ・ハンを担当した人はかなりの京都ツウだと思います!
もしくは京都出身者なのかな?


この映画のレビューを覗くと「つまらない上に 全く京都を感じない映画です!」
と言うような感想も見られましたが、
それは観光客目線の京都が出て来ないからじゃないのかな?
 
ロケに使われている場所は京都に住んでいる人に馴染みがある場所で
地元の人が好む場所ばかりなんですね。

ディープすぎる西九条から北白川、修学院近辺、鴨川の亀の飛び石。
賀茂川に架かる”葵橋”から眺める四方の景色は本当に素晴らしいです。

mat.jpg

 映画に出て来る店も実在の銭湯や豆腐屋やカフェばかりで、
小林聡美のウィスキー・バーだけが現実にはカフェとして営業されているようですね。

個人的にはいちばん魅力的な店がウィスキー・バーだったんで少し残念。客に上から目線で思わせぶりな説教をする店主はウザいが、あんな店が近所にあれば通うな。
水割りが”山崎10年”でロックは”山崎18年” 4~5杯飲んで払ってたのが2,000円ほど。
結構 本格的に入れてたし、店も落ち着いているし、あれなら行くね。。

それに散歩で立ち寄る喫茶店の店主が小泉今日子ってのはコーヒーが不味くても通うな。
劇中、コーヒーを入れる小泉今日子の横顔をニコニコしながら眺めている光石研の気持ちが唯一、共感したシーンだったかも。。。

また、西九条の銭湯から散歩に出た光石研が角を曲がると修学院の喫茶店だったり、
京都の地理が解る人には別の意味で笑えるのでは?

つうことで、少し角度を変えて観れば、この映画もまた乙なもんです。
ただ、気持ちに余裕の無い時に観れば激怒級の作品かも。。w
ん~~~・・。
「マザーウォーター」って、そんな映画だと言うことで・・。
しかし、ゆるいにも程があると思うよ。。。




娯楽としては決してお薦めいたしませんが、
観光目線じゃないリラツクスした京都を見たいのならいいかもね?
スポンサーサイト

| cinema | 15:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

The Runaways



『ザ・ランナウェイズ』
 原題:The Runaways

rana.jpg

Hello Daddy ,

Hello Mom ,

I'm your

ch ch ch ch ch ch ch ch

Cherry Bomb !!


この歌詞にピンと来る人の多くは恐らくover 40 のオッサン&オバチャンくらい? 今、モニタ前で「懐かしい!」とかつぶやいてる枯れたあなた!
そうですね リアルタイムで駆け抜けて来た世代には懐かしい、あのランナウェイズの ”チェリー・ボム”ですよね。

”ランナウェイズ”
とは70年代中期に音楽プロデューサーのキム・フォーリーにより集められ、仕掛けられたガールズ・ロック・グループで、ジョーン・ジェットシェリー・カーリー(当時はチェリー・カーリーと名乗っていた)を中心に結成された女の子5人組のロック・バンドです。

マルコム・マクラーレンヴィヴィアン・ウェストウッドに仕掛けられた”sex pistols” セックス・ピストルズのような?
今で例えると秋元康に仕掛けられた"AKB 48"のような?
あっ、ちょっと違いますか?
とにかく日本では凄くレコードが売れたアメリカ出身の人気バンドでした。
特にエロい下着姿(コルセットとガーター)で歌うシェリー・カーリーはアイドル的人気が爆発してましたよね。

すこし私的な回想で恐縮ですが、ランナウェーズ来日当時 普通の中学生でロック小僧だった私は 某CMの入らない放送局でライブが放送されると知り、「動くランナウェーズが見られる!」と部活をサボりワクワクしながら小走りで帰りましたっけ。
そして実際に下着姿で歌うシェリー・カーリーを目の当たりにした感想は
うわぁ、パンツ 小さっ!」でした w
しかも音楽雑誌『Rock Show』で見ていたグラビアと変わらず、本当にパンツの色が黒だったのに釘付けですよ。。
ただでさえパンツ小さいのに、シェリーがM字開脚で歌うたび、横から具がご来光するのでは有るまいかとドキドキでした。
中学生の初々しいエロはチェリー・ボム投下で爆死寸前だった訳ですね。



”ランナウェイズ”
の自伝映画が公開されていたのは知っていたのですが単館ロードショーで公開期間も短かったたため見逃しておりました。まぁ、DVDになってから観ればいいか。と....。
そんな事も忘れてしまっていたある日、レンタル店でDVDを発見。
即レンタルして来ました。

この映画 ”The Runaways”はシェリー・カーリーの自伝本を原作にした作品で、プロデューサーにジョーン・ジェットの名前が連らねられている事から、かなり事実にそったストーリーのようです。
ただ、他のメンバーのことは曖昧に描かれていますけどね。
すでに亡くなっているメンバーもいるし、突っ込んだ描写をされることに他の元メンバー達が承諾しなかったのでしょうか? もはや30年以上も前のことですし。
ランナウェイズには解散後にジョーン同様ソロで成功したリタ・フォードや初期の”バングルス” Banglesに在籍したサンディ・ウェストなど重要なメンバーが在籍していたのですけどね。

あらすじ




なけなしの金をはたいて革のライダーズ・ジャケットを買い、夢に向かって駆け出すジョーン・ジェット
「何を言われようと成りたい自分になってやる!」と...。
そしてジョーンはある夜、クラブの出口でプロデューサーのキム・フォーリーと出会い、自分は女だけのロック・バンドで成功したいと夢を語る。そこでキムからサンディ・ウェスト(Dr)を紹介され、形になれば連絡しろと電話番号を渡される。その後バンドの顔であるボーカルを探していたジョーンキムはクラブでブロンドのシェリー・カーリーを発見し、ボーカルとして迎えランナウェイズの形が出来あがる。
バンドは廃棄されたトレイラーでのリハーサル、曲作りから始まり、クラブ・ツサーをしながらレコード会社との契約を模索していた。
そんなある日、キム・フォーリーは大手のマーキュリー・レーベルとの契約を取り付けて来る...。
メジャー・レーベルとの契約に大喜びする彼女達だが、そんな喜びとは裏腹に夢が段々とビジネスへと変化して行くことにジレンマを感じ始める。
そんな葛藤は15才の少女たちには過酷すぎてメンバー間での嫉妬や妬みなど、トラブルが絶えなくなって行く。
そして、解散の真実が明らかに....。

ce.jpg

日本でのきらびやかな人気とは裏腹に、本国アメリカではボロっちいライトバンに押し込まれてツアーをしていたこと、15才のティーン女子なのに70年代のロックバンドさながらのsex, drug, rock 'n' roll,な日常を送っていたことなど、希望に満ちた始まりからバンドが行き詰まって崩壊して行くまでが描かれています。
決して成功したはと言えないロック・バンドの自伝映画なのでハッピーな娯楽映画には仕上がっていません。
15才の少女達の苦悩と葛藤としがらみの日々を描いた青春映画的な感じにはなっていて、破滅的な映画を好む方には楽しめると思います。
個人的には好きなタッチの映画でした。
kli.jpg
キャスティングも凄くマッチしていて、ジョーン・ジェット役のクリスティン・スチュワートは完璧です!
ギターを低くさげて弾く姿から、ゴスなアイラインまで当時のジョーン・ジェットにソックリです。しかも本物よりカッコいいし、美しい!

シェリー・カーリー役にはダコタ・ファニングが起用されています。
”アイ・アム・サム”で天才子役と絶賛された彼女が今度はどんな”ビッチ”を演じるのかと興味があったのですが、ダコタ・ファニングはオリジナルのシェリー・カーリーと全く同じコスチュームで熱演していて、M字開脚で太ももにマイクをクルクルと巻き付けるなど、歌うときのマイク・アクションまで忠実にシェリーをコピーしてました。
しかも劇中で演奏される曲は本当にダコタ・ファニング & クリスティン・スチュワートが歌っていて、この映画のため厳しいボイス・トレーニングをつんだそうです。

この他のキャステイングにダコタの母親役でティータム・オニールが出演しております。久々に姿を拝見いたしました!彼女もまたダコタ同様に「がんばれベアーズ」の女子ピッチャー役を演じ、天才子役と呼ばれながらドラッグに溺れて自滅して行った女優さんです。

今考えると、自分とランナウェイズのメンバーとは3才ほどしか変わらなかったのに凄く大人の見えてましたね~。
日常もエッチな本を見るのが精一杯だった中学生の頃の私とは違ってメチャクチャだった事に驚きです。
たった3年ほどしか変わらないのに人生の経験値の違いに驚愕ですわ。
だから凄い年上のヤンキー・ネーチャンに見えていのか~。




| cinema | 17:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

ゼイリブ



『ゼイリブ』
 原題:They Live 

they1.jpg
最近 自らAKB48のファンであることを公言してしまった ちょっとアレなジジイ、ジョン・カーペンター監督(64才)だけど、実はアメリカン・モダンホラーの先駆者の1人であり、視覚的~精神的な「恐怖」を描かせれば天才的な奇才監督であります。

そんなカーペンター監督の「ゼイリブ」”They Live”を久しぶりに観た。
ハロウィン」”Halloween”や80年代初頭の「遊星からの物体X」”the thing"などで名声を得ていたカーペンター監督の人気も一段落しつつあった1988年の作品で、今ではB級ホラーの傑作として知られている作品です。
”ホラー”と言うより"SFアクション”とか”ブラック・コメディ”って感じですかね。

これは製作費に制限があった映画だったようで「遊星からの物体X」などの特撮と比べるとチープな感じだし、出て来る侵略者(宇宙人)も”安モン”臭さがプンプンですw
何より、それまでカペンター映画の顔だった俳優カート・ラッセルも出演してません。
でも この映画 好きなんですよね~。

テレビでも何回か放送されているけど、観るたびに良く出来ている映画だと感じます。
描かれているテーマがいつの時代にも形を変えて当てはまるからなのかも。

あらすじ

知らないうちに侵略者(この映画では宇宙人)に社会が侵略されていて
一般市民(人間)は身を粉にして働いても生活が楽にならないし、
社会は失業者で溢れている。
何不自由なくセレブな暮らしができるのは人間ソックリな姿にカモフラジューし、
企業経営者、警察、メディア、国家の中枢に入り込んだ侵略者(宇宙人)だけ。
ある時、日雇い労働者の主人公は偶然見つけた段ボール箱一杯のサングラスで
植民地化したような社会の事実に気づき、レジスタンス運動に参加することになる。
そのサングラスとは社会の真実が見えるサングラスで、それをかけると街の風景が一変する。
サングラスを透して見る街の広告には普段と違ったメッセージが書かれていて、
「消費せよ」「何も考えるな」「テレビを見ろ」「御上に服従しろ」
「結婚して子供を産め」などと社会に疑問を持つことを禁じるかのような
サブリミナル・メッセージが。。

they2.jpg
そして裸眼では普通に見える人間もサングラスを透して見ると
ガイコツのような顔をした怪物で、何と彼らは街にあふれているではないか。。
ガイコツ達は皆、良い身なりをした金持ちで、社会的地位の高い者達だった。
そこで主人公は真実に気づく。
無関心でいる間に社会はガイコツ顔の宇宙人によって支配されていたのだと。
我々は彼らのために働かされていた家畜なのだと。。
マスコミやメディアを巧みに使われ、我々は良いように洗脳されていたのだと。。

つーことで、この後は観てのお楽しみ!
100円の時にでもDVDをレンタルして観てみてくださいね。

「サブリミナル」とか「洗脳」など色々なキワードに交えて、とても面白く話が展開して行きます。




当時、カーペンター監督はこの映画を”物質主義社会”への皮肉と語っていました。
しかしながら80年代のアメリカでは経済力にモノを言わせてアメリカを飲み込む勢いだった”日本”=”侵略者(宇宙人)”と見る向きもあったのでは?
と言う評をどこかで読んだことがあります。

まぁ、個人的にはカペンター監督がそこまで深く当時の社会風刺を盛り込んでいるとは思えませんが。。
ちなみに「セイリブ」は1988年、アメリカでの興行成績NO,1映画だったそうです。

あれから24年の時が過ぎ、今この映画を再び観てみて感じたのは、
勤勉に働く一般市民を食い物にする外国人と政治屋優先のような内政、
マスコミや大手広告代理店などのメディアに骨抜きにされ、
テレビから垂れ流される事柄を何も疑う事無く受け入れてしまっている人々。
それらは今との共通点も多く、88年当時に観た時とは違った面白さがありました。
見る時代によって感じ方が新鮮に変わる映画って、ある意味名作なのかもしれませんね。

劇中、サングラスを透してみた人が侵略者だと分かると殴る蹴る、射殺する。。
一方、侵略者のほうは正体を見破られると腕時計に見える装置を使い、
まるで秘密警察のごとく「正体を見破るヤツがいます」と密告し、連行・抹殺させる。

they.jpg

お互い、異端な存在に対する行動や衝動などが人間の本質を見ているようで怖いですね。
映画では”人間”vs ”宇宙人”として善悪に白黒つけ、気の利いたアクション映画として成立してますけど。

宇宙人の侵略映画と言うと、デカイUFOに乗って地球に飛来し、
派手な武器を使って都市を破壊するCGが売りの映画が多い昨今、
知らないうちに静かに宇宙人に侵略されている「ゼイリブ」の方がある意味ショッキングな映画かもね。


| cinema | 00:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。