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マザーウォーター






『 マザーウォーター 』


math.jpg

先日、何枚かレンタルしたDVDの中に、なんだか良く解らん映画がありました。
”マザーウォーター”って言うオール京都ロケの映画なんですが、何なんですか?
コレ・・。
映画なのにストーリー上に全く何も起きません。
もう、悲しいくらいに何も無い日常なんです・・。
事故なんじゃないの? 思えるほど間の空いたセリフ。。

”あらすじ”を書きたくても物語の”すじ”すら無いので書けません。
音楽に例えると、
緩めのドローン・アンビエントのようなな映画です。



ウィスキーしか置いてないバー(しかも”山崎”のみ)を営むセツコ(小林聡美)
コーヒーしか置いてない喫茶店を営むタカコ(小泉今日子)
豆腐しか置いてない豆腐屋を営むハツミ(市川実日子)
銭湯を営むオトメ(光石研)
京都のあらゆる場所に現れるオバサン(もたいまさこ)


そんな登場人物がお互いの店を行き来しながら、さも意味ありげに思わせぶりな会話をするだけの映画で、全く見どころが無く、睡眠導入剤のよう。。。
登場人物はみんな京都に住んでいるのに会話は京都弁では無く、
食べるシーンが多いのに登場人物には全く”生活臭”が感じられなかったりします。
ではナゼ京都に流れて来て居住しているのか?など、
人物像の背景さえも匂わせなかったり、いかにも”フード・スタイリストが用意しました!”的な料理が生活感を消しているのかも?
多分、あんなに飲み食いしてんのにトイレには行かないのでしょう・・。
それくらい全く生活感が無いもん。


この映画は人気作品「かもめ食堂」(未見)のスタッフによる作品だそうだが、
きっと脚本家は”ゆる過ぎる感じ”をお洒落だと勘違いした女性脚本家の仕事なんでしょう。
コピーライター上がりか何か・・。
あまりにも軽薄で浮ついたセリフなのが、逆にホントは深い意味を持っているのに理解出来てないだけなんじゃないのか?と自分の脳ミソを疑いたくなるほどです・・。

京都は桂川・鴨川を中心に小っちゃい川が枝分かれしていたり、
琵琶湖からの疎水が縦横無尽に走る街。
そんな豊な水の流れと京都に流れて来て根を下ろす人物をダブらせていたり、
ウィスキーの水割りに使われる醸造水"マザーウォーター"を映画タイトルと絡めているのは解るが、「だから何?」って感じでした。。

映画館で普通料金払って観られた方はお気の毒。

mat7.jpgただ この作品、映画としてはダメダメだけどリラクジング映像としてはいい感じなんですよね~。
緩すぎる感じも、京都の風がざわめく感じや雑踏がBGMなのも、京都のその場所の匂いが漂って来そうでロケ・ハンを担当した人はかなりの京都ツウだと思います!
もしくは京都出身者なのかな?


この映画のレビューを覗くと「つまらない上に 全く京都を感じない映画です!」
と言うような感想も見られましたが、
それは観光客目線の京都が出て来ないからじゃないのかな?
 
ロケに使われている場所は京都に住んでいる人に馴染みがある場所で
地元の人が好む場所ばかりなんですね。

ディープすぎる西九条から北白川、修学院近辺、鴨川の亀の飛び石。
賀茂川に架かる”葵橋”から眺める四方の景色は本当に素晴らしいです。

mat.jpg

 映画に出て来る店も実在の銭湯や豆腐屋やカフェばかりで、
小林聡美のウィスキー・バーだけが現実にはカフェとして営業されているようですね。

個人的にはいちばん魅力的な店がウィスキー・バーだったんで少し残念。客に上から目線で思わせぶりな説教をする店主はウザいが、あんな店が近所にあれば通うな。
水割りが”山崎10年”でロックは”山崎18年” 4~5杯飲んで払ってたのが2,000円ほど。
結構 本格的に入れてたし、店も落ち着いているし、あれなら行くね。。

それに散歩で立ち寄る喫茶店の店主が小泉今日子ってのはコーヒーが不味くても通うな。
劇中、コーヒーを入れる小泉今日子の横顔をニコニコしながら眺めている光石研の気持ちが唯一、共感したシーンだったかも。。。

また、西九条の銭湯から散歩に出た光石研が角を曲がると修学院の喫茶店だったり、
京都の地理が解る人には別の意味で笑えるのでは?

つうことで、少し角度を変えて観れば、この映画もまた乙なもんです。
ただ、気持ちに余裕の無い時に観れば激怒級の作品かも。。w
ん~~~・・。
「マザーウォーター」って、そんな映画だと言うことで・・。
しかし、ゆるいにも程があると思うよ。。。




娯楽としては決してお薦めいたしませんが、
観光目線じゃないリラツクスした京都を見たいのならいいかもね?
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