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ゼイリブ



『ゼイリブ』
 原題:They Live 

they1.jpg
最近 自らAKB48のファンであることを公言してしまった ちょっとアレなジジイ、ジョン・カーペンター監督(64才)だけど、実はアメリカン・モダンホラーの先駆者の1人であり、視覚的~精神的な「恐怖」を描かせれば天才的な奇才監督であります。

そんなカーペンター監督の「ゼイリブ」”They Live”を久しぶりに観た。
ハロウィン」”Halloween”や80年代初頭の「遊星からの物体X」”the thing"などで名声を得ていたカーペンター監督の人気も一段落しつつあった1988年の作品で、今ではB級ホラーの傑作として知られている作品です。
”ホラー”と言うより"SFアクション”とか”ブラック・コメディ”って感じですかね。

これは製作費に制限があった映画だったようで「遊星からの物体X」などの特撮と比べるとチープな感じだし、出て来る侵略者(宇宙人)も”安モン”臭さがプンプンですw
何より、それまでカペンター映画の顔だった俳優カート・ラッセルも出演してません。
でも この映画 好きなんですよね~。

テレビでも何回か放送されているけど、観るたびに良く出来ている映画だと感じます。
描かれているテーマがいつの時代にも形を変えて当てはまるからなのかも。

あらすじ

知らないうちに侵略者(この映画では宇宙人)に社会が侵略されていて
一般市民(人間)は身を粉にして働いても生活が楽にならないし、
社会は失業者で溢れている。
何不自由なくセレブな暮らしができるのは人間ソックリな姿にカモフラジューし、
企業経営者、警察、メディア、国家の中枢に入り込んだ侵略者(宇宙人)だけ。
ある時、日雇い労働者の主人公は偶然見つけた段ボール箱一杯のサングラスで
植民地化したような社会の事実に気づき、レジスタンス運動に参加することになる。
そのサングラスとは社会の真実が見えるサングラスで、それをかけると街の風景が一変する。
サングラスを透して見る街の広告には普段と違ったメッセージが書かれていて、
「消費せよ」「何も考えるな」「テレビを見ろ」「御上に服従しろ」
「結婚して子供を産め」などと社会に疑問を持つことを禁じるかのような
サブリミナル・メッセージが。。

they2.jpg
そして裸眼では普通に見える人間もサングラスを透して見ると
ガイコツのような顔をした怪物で、何と彼らは街にあふれているではないか。。
ガイコツ達は皆、良い身なりをした金持ちで、社会的地位の高い者達だった。
そこで主人公は真実に気づく。
無関心でいる間に社会はガイコツ顔の宇宙人によって支配されていたのだと。
我々は彼らのために働かされていた家畜なのだと。。
マスコミやメディアを巧みに使われ、我々は良いように洗脳されていたのだと。。

つーことで、この後は観てのお楽しみ!
100円の時にでもDVDをレンタルして観てみてくださいね。

「サブリミナル」とか「洗脳」など色々なキワードに交えて、とても面白く話が展開して行きます。




当時、カーペンター監督はこの映画を”物質主義社会”への皮肉と語っていました。
しかしながら80年代のアメリカでは経済力にモノを言わせてアメリカを飲み込む勢いだった”日本”=”侵略者(宇宙人)”と見る向きもあったのでは?
と言う評をどこかで読んだことがあります。

まぁ、個人的にはカペンター監督がそこまで深く当時の社会風刺を盛り込んでいるとは思えませんが。。
ちなみに「セイリブ」は1988年、アメリカでの興行成績NO,1映画だったそうです。

あれから24年の時が過ぎ、今この映画を再び観てみて感じたのは、
勤勉に働く一般市民を食い物にする外国人と政治屋優先のような内政、
マスコミや大手広告代理店などのメディアに骨抜きにされ、
テレビから垂れ流される事柄を何も疑う事無く受け入れてしまっている人々。
それらは今との共通点も多く、88年当時に観た時とは違った面白さがありました。
見る時代によって感じ方が新鮮に変わる映画って、ある意味名作なのかもしれませんね。

劇中、サングラスを透してみた人が侵略者だと分かると殴る蹴る、射殺する。。
一方、侵略者のほうは正体を見破られると腕時計に見える装置を使い、
まるで秘密警察のごとく「正体を見破るヤツがいます」と密告し、連行・抹殺させる。

they.jpg

お互い、異端な存在に対する行動や衝動などが人間の本質を見ているようで怖いですね。
映画では”人間”vs ”宇宙人”として善悪に白黒つけ、気の利いたアクション映画として成立してますけど。

宇宙人の侵略映画と言うと、デカイUFOに乗って地球に飛来し、
派手な武器を使って都市を破壊するCGが売りの映画が多い昨今、
知らないうちに静かに宇宙人に侵略されている「ゼイリブ」の方がある意味ショッキングな映画かもね。


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