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laibach



Laibach - Volk


lai.jpg

1.Germania
2.America
3.Anglia
4.Rossiya
5.Francia
6.Italia
7.España
8.Yisrā’el
9.Türkiye
10.Zhōnghuá
11.Nippon
12.Slovania
13.Vaticanae
14.NSK




オリンピックもサッカー女子U20W杯も終わり、
1ヶ月のうちに2〜3年分の日本国歌を聴き、日の丸を目にしたような気分だ。

そんな風に感じるほど、日本じゃ国旗国歌が身近な場所には無く、
普段の生活では、A代表のゲーム前に国歌を聴く以外、
ほぼ耳にしないし、”日の丸”にいたっては商店街のアーケードに飾ってある
万国旗の一部でしか目にしない感じだ・・。

この" VOLK "「民族」と題されたCDは80年代から活動をつづけている、
スロベニア(当時ユーゴスラビア)のインダストリアル・バンド、
”Libach” ライバッハが2006年に発表した作品で、
彼らなりの解釈で世界各国の”国歌”をカバーしたアルバムなのです。

そして、恐らく外国人がカバーするのは史上初では?と思われる
「Nippon」って曲が収録されております。
そうです。「君が代」のカバーです。
しかも、このアルバムの中では最も完成度が高のではないのかな?



Laibach - Nippon 投稿者 Chevalier_du_Christ


上手く説明できないけど、戦時中から現在までの日本精神や日本国を
よく研究したのだろうと察します。
モダン・ヨーロッパ的なエッセッスに全体主義的な居心地の悪さと
社会主義的な胡散臭い観点がプラスされたような・・。
とても不思議で素晴らしい曲に仕上がっていますね。
それに、改めて原曲の美しさも再確認できますよ。

その他、ロシアの国歌のカバー「Rossiya」「NSK」も良く出来ています。
ちなみに「NSK」と言う国は架空の国でライバッハの理想国家だそうです。
で、この「NSK」が社会主義色の強いアレンジになっています。 

それにしてもライバッハのようなグループが今も現役だなんて軽い衝撃ですな。
もともと旧ユーゴスラビア時より政治思想を前面にした芸術集団として活動していたのだし、
旧ユーゴからスロベニアとして独立した90年代初頭でライバッハとしての役割を果たしたのかと思ってましたが。。。

第二次大戦時のドイツ侵攻〜ソ連との関係〜近年の独立まで続いた民族間の内戦。
常に母国が不安定だったライバッハの音楽は、ノイバウテンSPKテスト・デプトなどの表現手段を目的としたインダストリアル・ミュージックじゃ無く、
政治思想活動に重きを置いた音楽活動をしていたライバッハは本気度が違ってましたから。。

84年くらいだったか?
私が最初に聴いたライバッハ”Nova Akropola”↓で軽いトラウマになりました。。。

lai2.jpg
だって、ライバッハのこのアルバム、
何とチェリーレッド・レーベルから発表されたんですよ!(怒)
当時のチェリーレッドったら、ネオアコ全盛期だった頃で、
トレシー・ソーンフェルトモノクローム・セットが頑張ってた訳です。
聴かずとも確実に「レーベル買い」が出来るレーベルだった訳さ。そして当時の日本は 行け!行け!バブル期で、コムデギャルソンやヤマモト・ヨージなど、オサレなD.C.ブランド(既に死語w)を着た人のオサレ・ライフを彩るオサレなレーベルだった訳だね。


そんなレーベルから突然リリースされたのがライバッハ"Nova Akropola"

私はレコード店(懐)で片手にライバッハ
もう片手にザ・スミス"ハットフル・オブ・フォロー"を持ち、悩んだ。
どっちを買うかで。。。

で、買っちゃったのよ。ライバッハの方を・・。
当時のフールズメイトでも好評価だったし、
めっちゃメロディックなギター・ポップだろうと期待して。
で、家帰ってレコードに針を落とすと鳴り始めたのがコレ・・。↓



ドイツ語で唸るデス・ボイス・・。
それを煽るような全体主義的ラッパ・・。
行進にムチ打つようなマシーン・ビート・・。

へ?
コレ何?
インダストリアル軍歌?
ギター・ポップちゃうやん。。。

コイツら本気やん・・。

怖くて泣きそ。

まぁ、旧ユーゴの内政状態もよく知らないで、
お気楽な国のバブル期を 明日の心配も無く、お気楽に過ごしながら、
政治思想色の強い音楽を お気楽に聴ける訳がないよね。。。

だってメンバーが内戦時に爆撃で死亡してたり、自殺してたり、
バンド名の "Laibach" が旧ユーゴ、現スロベニアの首都
「リュブヤナ」のドイツ語名であることだけでも複雑な存在だって察するグループだもん。

そして"ライバッハ”のアルバムを"フェルト”のアルバムと一緒にリリースした
当時のイギリス人もアホだと思いますww

ちなみに、スロベニアとして独立した後のライバッハを後追いで聴いてみると、
歌詞はドイツ語から英語へ、緊張感が張りつめていた以前の曲調も
テクノやクラシカルやらに姿を変え、
全体主義をネタにしたパロディ・グループのようになってます。

これはその典型パターンで、全体主義的なイメージ・コスチュームに共産趣味と言いますか?
ファシズム臭がプンプン漂ってます。



Laibach - Life is life 投稿者 novosibirsk

これ↓なんてヨーロッパの(メタル・バンドの)ファイナル・カウントダウン社会主義バージョンといった趣き


Laibach - Final Countdown 投稿者 novosibirsk

そう言えば、80年代の終わりに来日が予定されていのが突然中止になった理由が
「天皇制がけしからんから、日本へ行くの止めた」って事だったけど、
実際は旧ユーゴの内戦で来られなくなったんだよね。。。
だって君主制国家のイギリスやベルギーではガンガン、ライブやってたもん。
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| music | 01:45 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こんばんは。
このような国家アルバム出してたんですね!
ライバッハ…うん、なんかヤバイ気がしてレコードを買ったことはありませんでした(^^;)
ちょっと宗教儀式のような気がしていました。
そうか、政治絡みときては本気度が違うわけですよね。

“Nippon”は理由あってYouTubeから聴きましたけども(汗)、
http://www.youtube.com/watch?v=nopuWwNN62s

まるで君が代協奏曲みたいに膨らませて作ってますね。カッコいいですよ(^ー^)
君が代は曲が短いのが不満なのでこれくらい長くてもいいですね。
途中からライバッハ節になっていてちょっと怖かったですけど。

確かにチェリーレッドから出していましたよね。
フールズメイトでも「これはビックリ。チェリーレッドじゃない」とか紹介していた気がします。
Dartsさんのトラウマぶりが目に浮かぶようで泣けてきます(笑)

| パイクマン | 2012/10/04 23:08 | URL |

バイクマンさん

こんばんは。

ライバッハのレビューを覚えておられるなんて、
バイクマンさんもフールズメイト読者だったんですね(笑)
当時はライバッハに限らず、胡散臭いグループが結構いましたよね。
サイクックTV辺りなどなど・・。
そう言うグループほど今も活動していて驚きます。

ライバッハに関してはバイクマンさんの仰るとおり、
宗教集団的な立ち居値に近いかもしれません。
彼らが理想そうとする国家『NSK』の思想を歌っているようですし。
実際に彼らの政治的立ち居値が解りづらく、
右派左派両方から嫌われていたそうですし、母国では活動自体を禁じられていたようです。
スロベニアが独立した今では
随分シニカルなグループのイメージが強くなってますが・・。

YouTubeの「NIPPON」はライブ動画なのですが、
アルバムのはライブよりクラシカルでキモ美しいカバーになってますよ。

それにしても、今はネットだったり、試聴機だったりで
気になるアルバムを買う前に聴けますが、
昔はジャケ買いやレーベル買いでよく失敗したもんですよね。。。

| Darts | 2012/10/08 01:43 | URL |















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